【硬水ヘアケア 2日目】そもそも「硬水」と「軟水」って何が違うの?
こんにちは、Hair Studio Foundationです。連載「硬水で髪がバサバサになるお悩み 39日間ケア」、今日は2日目(気づき編)です。
今日は2日目のテーマ:「硬水と軟水の違い」
「硬水って、ミネラルウォーターの話だと思っていました」。前回、髪のきしみの原因は水にあるかもしれない、とお伝えしたときのAさんの言葉です。少し驚いた様子でした。
たしかに「硬水」「軟水」という言葉は、飲み水を選ぶときによく目にします。でも実は、毎日浴びているシャワーの水にも同じ考え方が当てはまります。
今回は、硬水と軟水の違いを「数字」を手がかりに見ていきましょう。目に見えない水の性質も、数字にすると少しわかりやすくなります。
「硬度」という目安
水は、地中をめぐるあいだにさまざまなミネラル(岩石や土に由来する成分)を溶かし込んでいます。そのなかで、水の性質を分ける目安になるのがカルシウムとマグネシウムです。
水1リットルに含まれるカルシウムとマグネシウムの量を、ひとつの基準に換算して表した数値を「硬度」と呼びます。単位はmg/L(ミリグラム・パー・リットル)で、1リットルあたり何ミリグラム含まれているかを示します。
一般的に、硬度が高いほど「硬水」、低いほど「軟水」とされます。「硬い」「やわらかい」といっても、水そのものが固いわけではありません。溶けているミネラルの多さを表す言葉なのです。
おおよその分類
WHO(世界保健機関)の目安では、硬度60mg/L未満が軟水、120〜180mg/Lが硬水、180mg/L以上が非常な硬水とされています。60〜120mg/Lのあいだは、その中間の「中くらい」の水と考えるとイメージしやすいでしょう。
日本の水道水は軟水が多いと言われていますが、地域によって差があります。水源が川なのか地下水なのか、どんな地層を通ってくるのかによって、溶け込むミネラルの量が変わるためです。
「同じ国の中で引っ越しただけなのに?」とAさんは首をかしげていました。けれど住む場所が変われば、蛇口から出る水の性格が変わることも十分にあり得るのです。
髪にとっての違い
ミネラルが多い水で髪を洗うと、すすいだあとも髪の表面にミネラルが残りやすくなると言われています。これが、きしみやゴワつきの一因と考えられています。
軟水で洗った髪はなめらかに感じやすい一方、硬水では指通りが重く感じられることがあります。Aさんの「同じシャンプーなのに手ざわりが違う」という感覚にも、こうした水の違いが関係しているのかもしれません。
ただし、髪の状態は水だけで決まるものではありません。髪質やダメージの具合、季節など、いくつもの要素が重なっています。ミネラルが髪にたまる詳しい仕組みは、連載の中であらためて見ていきます。
数字を知ると見えてくること
「なんとなく髪の調子が悪い」と感じると、シャンプーやトリートメントを次々に買い替えたくなるものです。けれど原因の見当がつかないまま変えても、思うような変化につながらないことがあります。
硬度という目安を知っておくと、「もしかしたら水かも」と落ち着いて考える手がかりになります。Aさんも「水の数字なんて気にしたことがなかった」と言いながら、少し楽しそうに話を聞いてくださいました。
今日からできること
飲み水のペットボトルのラベルに「硬度」が書かれていることがあります。お買い物のついでに、いくつかの水の数値を見比べてみましょう。今日ご紹介したWHOの目安と照らし合わせると、「硬い水」「やわらかい水」の感覚がつかみやすくなります。
硬水と軟水の違いは、水に溶けているミネラルの量。そしてその量を表すのが「硬度」という数字です。ふだん何気なく使っているシャワーの水にも、それぞれ個性があります。
1日目で覚えておいた、手ぐしの「引っかかり具合」。水の性質を知ったうえで思い出してみると、少し違った見え方がするかもしれません。
明日(3日目)のテーマは「水の硬度を調べる」です。お楽しみに。
髪のお悩みは、Hair Studio Foundationのスタッフまでお気軽にご相談ください。





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