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【硬水ヘアケア 5日目】「塩素」と「硬度」は別のお話

10月8日
読了時間: 4分

こんにちは、Hair Studio Foundationです。

連載「硬水で髪がバサバサになるお悩み 39日間ケア」、今日は5日目(気づき編)です。


今日は5日目のテーマ:「塩素と硬度の違い」


「カルキ(塩素)が髪に悪いって聞いたんですが、硬水と同じことですか?」4日目にセルフチェックを終えたAさんから、こんなご質問をいただきました。髪と水の関係をインターネットで調べていたら、「カルキ」という言葉がたくさん出てきて、頭の中がこんがらがってしまったそうです。


これはサロンでもよくいただくご質問です。どちらも水道水の話なので一緒にされがちですが、実は中身はまったく別もの。髪への影響の出方も、対策の考え方も違います。


今回はAさんと一緒に、「塩素」と「硬度」の違いを整理していきましょう。


a woman getting a steam facial massage at a spa
Photo: QUENTIN Mahe / Unsplash

塩素は消毒のためのもの


A blue barrel wave crashing near the sandy shore in Newport Beach
Photo: Jeremy Bishop / Unsplash

水道水には、細菌などを抑えて衛生を保つために塩素が加えられています。蛇口から出るまで消毒の働きが続くよう、水の中に少し残るようになっていて、これを「残留塩素」と呼びます。水道水からプールのようなにおいを感じることがあるのは、この塩素によるものです。


「カルキ」は、もともと消毒に使われる塩素系の薬剤を指す言葉です。今では水道水に含まれる塩素のことを、まとめてそう呼ぶことが多いようです。安全な水を届けるために欠かせないもので、それ自体が悪者というわけではありません。


ただ、塩素は髪や頭皮の乾燥感につながることがあると言われています。毎日のシャワーで繰り返し触れるものなので、気にされる方もいらっしゃいます。


硬度はミネラルの量


Close-up of colorful iridescent soap bubbles
Photo: Reinis Brūzītis / Unsplash

一方の硬度は、水に溶けているカルシウムやマグネシウムといったミネラルの量のことです。2日目・3日目でお話ししたとおり、地域や水源によって違いがあり、塩素とはまったく別の成分です。


塩素は浄水場で消毒のために加えられるもの、ミネラルはもともと水に溶け込んでいるもの、と考えるとわかりやすいかもしれません。髪への影響も、塩素は乾燥感、ミネラルは髪に残りやすいことによるごわつき、というように出方が異なると言われています。ミネラルが髪にたまる仕組みは、7日目にくわしくお話しします。


ちなみに、蛇口のまわりにつく白い汚れを「カルキ汚れ」と呼ぶことがありますが、これは主に水に含まれるミネラルが乾いて固まったものです。呼び名がまぎらわしいので、混同してしまうのも無理はありません。


対策も別々に考える


clear glass perfume bottle on white ceramic sink
Photo: Abbey Houston / Unsplash

原因が違えば、対策も変わります。たとえば、塩素を取り除くタイプのシャワーヘッドやフィルターでも、ミネラルはほとんど減らないことがあります。反対に、ミネラルに対応した製品が塩素にも対応しているとは限りません。


アイテムを選ぶときは、何に対応した製品なのかをパッケージや説明書で確認することが大切です。「塩素除去」「軟水化」など、書かれている言葉に注目してみてください。具体的な選び方は、26日目・27日目にあらためてご紹介します。


また、どちらか一方だけが原因とは限りません。両方が少しずつ重なっていることもあるので、決めつけずに今のお悩みに合わせて考えていくのがおすすめです。


Aさんの思い込み


black sunglasses on black leather chair
Photo: Giorgio Trovato / Unsplash

お話を聞いたAさんは、「実は引っ越してすぐ、塩素を取るシャワーヘッドに替えていたんです」と教えてくださいました。それでもバサつきがあまり変わらず、不思議に思っていたそうです。


あとで説明書を確認すると、塩素への対応は書かれていましたが、硬度については触れられていませんでした。「ずっと同じものだと思っていました」とAさん。4日目に書き出したサインと見比べながら、塩素対策だけでは届かない部分があったのかもしれない、と気づくきっかけになりました。


なお、頭皮のかゆみや赤みが強く続く場合は、水だけの問題と考えず、皮膚科などの専門の医療機関に相談してください。


今日からできること


a glass of water on a reflective surface
Photo: engin akyurt / Unsplash

お使いのシャワーヘッドや浄水器が「塩素」と「硬度」のどちらに対応しているか、説明書やパッケージを確認してみましょう。見当たらない場合は、製品名をメモしておくと後で調べやすくなります。4日目に書いたサインのメモと同じ場所に「塩素:対応/硬度:未対応」のように書き添えておくと、これからのケアを考えるときに役立ちます。


「塩素」と「硬度」は、どちらも水道水の性質ですが、まったく別のお話です。違いを知っておくだけで、自分に合った対策を選びやすくなります。


Aさんのメモには、硬度の数字とダメージのサインに加えて、「シャワーヘッド:塩素のみ対応」という一行が増えました。まずはわが家の水まわりを、ゆっくり確かめてみてくださいね。


明日(6日目)のテーマは「泡立ちが悪くなる理由」です。お楽しみに。


髪のお悩みは、Hair Studio Foundationのスタッフまでお気軽にご相談ください。


 
 
 

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